2018年10月4日21時ころより断続的に発生しているDDoS攻撃に対して吉田プロデューサー兼ディレクターより防衛措置やプレイへの影響についてコメントが掲載されています。
プロデューサー兼ディレクターの吉田です。
先日より断続的に発生している外部からのDDoS攻撃(※)について、ご心配をおかけしております。
改めて現在の状況についてご説明させていただきます。■攻撃対象■
現在、日本/北米/欧州すべてのデータセンターに対して、ゲームサーバーやネットワーク機器を対象とした外部からのDDoS攻撃が断続的に行われています。
■防御について■
この外部からのDDoS攻撃は、それぞれのリージョンによって、異なるパターンを用いて断続的に行われているため、我々も各攻撃パターンに適した防御方法に、都度変更しながら対策を行っています。
今後も状況を注視し、各攻撃パターンに適した防御を展開できるよう、引き続き上位ISP様と連携を取るなどして、準備を進める予定です。攻撃パターンによっては、防御機能の切り替え時にメンテナンスが必要となるケースもあるため、その際には、別途ニュースにてお知らせいたします。■攻撃と防御によるプレイへの影響について■
攻撃パターンが各データセンターによって異なること、また、その防御方法もそれぞれ異なることから、皆さんのプレイへの影響もリージョンによって違いが発生しております。基本的にはワールド全体がダウンし、サービスが停止とならないよう、影響を最小限にとどめるための防御を行っております。
その影響として、最も攻撃頻度の高い欧州データセンターでは、攻撃が行われた際に、数百人から数千人の接続が切れてしまうことがあり、北米も規模が小さいものの、同様の傾向にあります。
また、日本データセンターでは、一部のISPをご利用の方や、インターネット上の通信経路によっては、防御機能の影響により、通信にゼロコンマ数秒程度の通信遅延(ラグ)が発生しています。
各データセンター共に、全ワールドダウンなどの致命的な影響を防止するため、最善を尽くしておりますが、防御による副作用も存在するため、対象となる皆様にはご不便をおかけしており、誠に申し訳ございません。
引き続き、最大限の対応を行ってまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
※DDoS攻撃とは
サーバーやネットワーク機器に対して、異常なデータ量のアクセスを行い、サーバーやネットワーク機器の処理を麻痺させる攻撃です。異常なデータ量の通信は、世界中の様々な機器や経路から行われるため、攻撃者の特定や防御が難しい攻撃です。(たとえば、コンサートなどの入場口に、「偽のチケット」を持った人間を「大量に並ばせ」て、入場管理スタッフや、待機列管理スタッフの仕事を麻痺させるようなものです。様々な場所から同時に並びにくるため、命令している人を特定するのも、事前に食い止めるのも難しいといったイメージです。)
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